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忌明けを迎えたら、挨拶状とともに香典返しを行なうのが一般的です。 挨拶状には、故人の名前や戒名、弔問を受けたことへのお礼、忌明けの法要の報告、お世話になったことへの感謝として香典返しを送ったことなどを記します。
本来なら手書きにしたいものですが、実際には人数も多いことながら、印刷して利用するのが一般的になっています。
香典返しは後々残らない消耗品を贈るのが一般的といえます。 それぞれの家庭の好みを考える必要はなく、誰もが使うものがよいとされます。
お茶・のり・タオル・シーツ・漆器・陶器などの日用品が代表的なようです。
最近では、受け取るかたが好きなもの、必要なものを贈りたいという気持ちから、カタログの中から受け取るかたが自分で品物を選べる「チョイス・ギフト」なども多くなっています。 贈り物の新しいかたちとして、広く利用されているようです。
香典返しは仏式では七七日忌(四十九日忌)か五七日の忌明け後、神式では五十日祭を目安に送ります。 キリスト教では1ヵ月後の記念日や追悼ミサを目安に送ることが多いようです。
一般的に香典返しは「半返し」といって、いただいた香典の半額くらいの品物を選ぶことが目安になっています。 しかし、一家の家計を支える方が亡くなった時には、3分の1程度でよいともいわれています。また、特に高額の香典をいただいた方以外は同じ品にする場合もあります。