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葬儀後一段落したら、喪主はその日のうちに世話役の人から事務の引き継ぎをします。 世話役から引き継ぐのは、会葬者名簿、供物や香典の控え、弔電や弔文のつづり、会計の清算、立替金の返済などです。
また、遺族の気がつかなかったような弔問客の心づかいなども聞いておき、あいさつ回りの時に、お礼を述べるようにします。
自葬儀の翌日、又は翌々日くらいには、お世話になった人のところへ挨拶に出向きます。
また、葬儀の間は喪主や遺族は何かと忙しく、故人の恩人や目上の人にも出迎えや見送りができないなど、行き届かない事が多いものです。 こうした目上の人に対しては、会葬礼状だけで済ませずに、直接挨拶に伺うのが礼儀です。挨拶に行くときは、略式喪服か地味な外出着程度が自然です。
葬儀の間、迷惑をかけたり、お世話になった近所の方への挨拶回りも忘れてはいけません。 簡単な品物や菓子折りなども持参して、心から感謝の意を表したいものです。
また、世話役代表をはじめ諸係りを務めてくれた人々にも、直接訪問してお礼を述べるべきでしょう。 中には、交通費その他でかなり出費をした人もいるでしょうから、礼金を包むことも考慮したいものです。 故人が会社に勤めていた場合などは、前もって電話をして先方の都合のよい時間に伺います。 ロッカーや机に私物があれば持ち帰り、不要なものは処分を頼みましょう。 葬儀に来ていただいた方にはお礼の言葉を忘れずに。
また、死亡退職届や退職金、遺族厚生年金などの手続きもすませてくると良いでしょう。 人事や総務の担当者に、必要な書類を整えてもらいます。念のため印鑑を持参しましょう。